レコーディング(録音)におすすめの機材と作業の流れを詳しく解説

音楽活動を行っている方は、楽曲の配信やCDの制作のためにレコーディングを行いたい場合もあるのではないでしょうか。

近年では、高性能な機材が安価で手に入るため、機材を揃えて録音・編集の技術を身に着ければ、自宅でレコーディングを行うことも可能です。プロのミュージシャンだけではなく、誰でもレコーディングを行って楽曲を世に送り出すことができます。

今回は、自宅でレコーディングを行うにあたって必要な機材とレコーディング作業の一連のプロセス、そしてより高いクオリティでレコーディングを行うことができるスタジオレコーディングについて解説します。

1.レコーディングに必要なおすすめの機材

自宅でレコーディングを行うためには、まずは機材を揃えることが必要です。 ここでは、自宅レコーディングに必要な機材と選び方について解説します。

①マイク
ボーカルをレコーディングするために必須となるアイテムが、マイクです。ボーカル用マイクには、ライブ会場でよく使用される丈夫なダイナミックマイクと、主にレコーディングで使用されるコンデンサーマイクがあります。コンデンサーマイクは衝撃や湿気に弱いという面がありますが、音の情報量が豊かであるため、クリアで繊細なサウンドを録れることが特徴です。高音域の細かい音まで綺麗に拾えるため、自宅レコーディングにおいてもコンデンサーマイクがおすすめです。

②マイクケーブル
マイクとオーディオインターフェイスを接続するために必要となるアイテムが、マイクケーブルです。

接続さえできればどれでも良いイメージがありますが、実はマイクケーブルによってノイズや音の質まで変わってくるため、意外と重要なアイテムです。レコーディング時にマイクケーブルで音のニュアンスを調整する場合もあります。

自宅でのレコーディングに使用するのであれば、品質に定評のある、長すぎず短すぎない3m程度の長さのマイクケーブルを購入すると良いでしょう。

③マイクスタンド
マイクスタンドは、マイクやポップガードを固定するために使用します。

レコーディング中は安定して録音するために、一定の位置にマイクをしっかりと固定できることが重要となるため、軽視できないアイテムです。

低価格の商品も多くありますが、重たいマイクを取り付けるとすぐにぐらついてしまいます。レコーディングに使用するマイクスタンドを購入する際には、太くて丈夫なものを選ぶことが重要です。

④オーディオインターフェイス
マイクやヘッドフォンといった入出力機器と、パソコンをつなぐ橋渡しをする機材が、オーディオインターフェイスです。

安価なものでもレコーディングを行うことはできますが、オーディオインターフェイスは単なる接続機器ではなく、音の品質にも影響があります。そのため、余裕があれば品質の良いものを揃えることをおすすめします。

特に、マイクの出力の弱さを補うマイクプリアンプを内蔵したオーディオインターフェイスであれば、マイク出力のレベルを増幅できるため、レコーディング時には重宝します。

⑤ポップガード
歌唱の際のブレス音をマイクが拾うのを防ぐために利用するアイテムが、ポップガードです。必ずしもレコーディングに必要ではありませんが、録音品質を大きく左右するため、用意することをおすすめします。

特に、感度の高いコンデンサーマイクを使用してレコーディングを行う際には、欠かせないアイテムであると言っても良いでしょう。

ポップガードには、布製とメタル製があります。メタル製のほうが高価ですが、クリアな音質で録音できるだけでなく耐久性が高いため、洗ってメンテナンスを行うこともできます。本格的に自宅レコーディングを行う場合は、メタル製のポップカードがおすすめです。

⑥ヘッドフォン
ボーカルレコーディングの際に、DAWで鳴らした音源を聞くために必要なアイテムがヘッドフォンです。

一般用途のヘッドフォンでも音を鳴らすことはできますが、音源にエフェクトがかかって素の楽曲を聞くことができないため、レコーディングには適していません。必ずレコーディング用のヘッドフォンを用意しましょう。

レコーディング用のヘッドフォンには開放型と密閉型の2つのタイプがありますが、余計な雑音や音漏れを防ぐために密閉型のヘッドフォンを使用することがおすすめです。

⑦パソコン(DAW)
DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、音源を鳴らしたり音を録音して編集したりするソフトウェアのことです。DAWを操作するためには、動作に十分なスペックを兼ね備えたパソコンも併せて用意する必要があります。

近年の楽曲のほとんどはDAWを使用して作られており、音楽制作全般に及ぶ機能を兼ね備えたDAWは自宅でのレコーディングにおいて必須となります。

DAWには無料でも機能が充実した製品がありますが、音楽制作の要となるアイテムであるため、本格的なレコーディングを行うのであれば有料で高機能なソフトウェアを購入しましょう。
多くのユーザーが使用している人気モデルを購入すれば、大きくはずすことはありません。

2.レコーディング作業の流れ

レコーディング作業を効率良く行うためには、レコーディング作業の一連のプロセスを把握しておくことが重要です。いたずらに時間をかければ、良い楽曲が録音できるというものではありません。

ここでは、楽曲の録音から仕上げまでの一連のプロセスについて解説します。

2-1.作品を録音する

必要な機材をセッティングして、音量や音質をテストして正しく録音できることを確認したら、レコーディングを開始します。

バンドを組んでいる場合は、それぞれのパートを別々の音源として録音していきます。先に楽器から録音を行い、ボーカルのレコーディングには録音した楽器の演奏をオケとして使います。

音は後から編集でつなぎ合わせることができるため、細かいミスは気にせずに5テイク程度を目安に集中的に取り組むことがポイントです。

2-2.聞き直して編集する

各パートのテイクを録り終えたら、後の編集のためにテイクをじっくりと聞き直します。

テイクの良い部分を繋ぎ合わせてバランス良く編集した後、個々のパートをまとめて1つの楽曲として仕上げます。このプロセスはミキシングと呼ばれ、レコーディングの最終工程であるマスタリングに繋げるための重要なプロセスであるため、入念に編集を行います。

ミキシングで仕上げた楽曲に対して、不要なノイズを取り除いたり音質や音圧を調整したりして、最終的な仕上げを行います。このプロセスはマスタリングと呼ばれ、楽曲のクオリティを左右する重要な作業です。楽曲の細部まで磨き上げるつもりで、時間をかけて編集を行いましょう。

音楽配信やCD制作にも使える充分なクオリティの楽曲に仕上がったら、レコーディングの全プロセスは完了です。

3.宅録よりもスタジオレコーディングがおすすめ

ミュージシャンとしての命運をかけた楽曲をレコーディングする時や、とにかく楽曲のクオリティを追求したい時には、スタジオレコーディングがおすすめです。

自宅でのレコーディングでもそれなりのクオリティを出せる時代になりましたが、専用のスタジオでのレコーディングは環境が違います。

優秀な機材が揃っていることはもちろん、レコーディングを行うにあたって重要となる防音設備が整っている点が、スタジオ利用の大きなメリットです。宅録ではいくら工夫をしても、楽曲を仕上げる際に不要なノイズとなる音の反射を拾ってしまうためです。

ここでは、自宅でのレコーディングを成功させるためのコツを解説します。

3-1.アクセサリーなど音が鳴るものは事前に外しておく

余分な音が混じらないよう、音の鳴るものは事前に外しておきましょう。

ミュージシャンはファッションにこだわる方が多く、レコーディングにおいてもオシャレさを重視する方がいます。その一環として、アクセサリーを付ける方もいるでしょう。しかし、 イヤリングやピアスといった音が鳴るアクセサリーは、ノイズの原因となる可能性があります。ノイズを避けるためにも、レコーディング時には外すことがおすすめです。

また、スタジオには専任のレコーディングエンジニアが常駐しており、機材のセッティングからレコーディング作業のアドバイスまで、楽曲をより良いものに仕上げるサポートを行ってくれる点も大きなメリットです。プロが介入することにより、楽曲のクオリティを格段にアップさせることができます。

近年では、コストパフォーマンスに優れたレンタルスタジオも増えてきています。自宅レコーディングでは満足できない方や、まだスタジオレコーディングを行ったことがない方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

音楽活動を行っている方にとって、レコーディングは楽曲を多くの人に聞いてもらうために欠かせない重要な作業です。

優秀な機材が安価に手に入るようになったことにより、誰でもレコーディングや音楽配信・CD制作ができるため、昔よりも音楽活動のチャンスは広がったと言えます。

しかし、自宅録音が盛んになった今でも、楽曲のクオリティを求めるのであれば、プロ御用達のスタジオレコーディングがおすすめです。洗練された環境とエンジニアの技術により、自宅録音と比べると同じ楽曲とは思えない仕上がりが期待できます。

しかし、自宅録音が盛んになった今でも、楽曲のクオリティを求めるのであれば、プロ御用達のスタジオレコーディングがおすすめです。洗練された環境とエンジニアの技術により、自宅録音と比べると同じ楽曲とは思えない仕上がりが期待できます。

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