採用動画を制作するメリットと料金相場を解説!

人材を採用する際には、企業と求職者との間で起こる認識相違など、人材流出につながる問題がしばしば発生します。
多大なコストと労力をかけて採用したにもかかわらず、新入社員にすぐ辞められてしまっては大きな損失です。

このようなリスクを軽減する方法として、採用動画の制作があります。採用動画を制作すれば、新入社員が辞める恐れを軽減することが可能です。

この記事では採用動画の内容・企画立案のポイントなど、基本的な制作方法に加え、採用動画を制作するメリットについても解説します。

1.採用動画とは?

採用動画とは、新卒向けの会社説明会などで利用されることを目的とした、会社の紹介動画です。内容は会社によって異なり、実際の作業現場やオフィスで働く先輩社員の映像をメインとした採用動画もあれば、社員一同でメッセージを贈る採用動画もあります。

手作り感を演出するために自社内で制作する企業もありますが、近年は制作会社に依頼して、本格的な採用動画を制作する企業も多く存在します。
BGMや効果音、エフェクトなど専門家による演出を加えることで、全体的にスタイリッシュな採用動画へ仕上げることが可能です。

近年の新卒者は小~中学生のころにSNSが登場しており、デジタルコンテンツに慣れ親しんでいる世代です。従来の会社案内パンフレットよりも、採用動画の方が親しみを持ってもらえます。

2.採用動画のメリット

平成30年時点における、総務省発表によるインターネットに関する使用状況の調査では、全業種がソーシャルメディアサービスの利用数で前年度を上回りました。
動画共有サイトの他にSNSなども含まれた数字ですが、サービスを利用する企業の内、約40%が会社案内・人材募集目的と回答しています。
同調査では動画投稿・共有サイトの年齢別利用状況についても触れており、調査の結果13歳~19歳が最も多く、次いで20~29歳でした。

出典元:平成30年通信利用動向調査の結果

このことから、人材確保の一環として採用動画を制作することは、動画閲覧に慣れ親しんだ世代へアピールするために効果的であるといえます。

また、新卒者など狙った世代に閲覧してもらいやすいことの他にも、以下のようなメリットがあげられます。

2-1.説明会だけでは伝えきれないものを伝えられる

説明会では伝えられる情報量に限界があり、会社の魅力を十分に理解してもらえない可能性が考えられます。写真や文字など、解説のみではイメージできない部分を採用動画で紹介し、よりリアルに会社で働く姿を想像してもらいましょう。

たとえば、以下のような魅力を伝えられます。

  • 会社やオフィスの雰囲気
  • 働いている人の様子
  • 文章では説明できない業務内容

求人サイトの多くで「人間関係」が転職理由ランキング上位にあげられるほど、会社やオフィス、働いている先輩の人柄は重要視されています。文字や写真ではなく、動画で見せることで、嘘偽りない普段の様子を見てもらえる点は大きなメリットです。

文章では説明できない事業内容・業務内容(熟練の技術など)も動画で正しく伝えることができるため、閲覧者は自分が働く姿をイメージしやすくなります。

2-2.内定後の不安を解消でき人材流出を未然に防ぐ

採用動画では働く人の自然な仕草や表情、声のトーンなどを偽ることができません。社員インタビューや勤務時における声のトーンなどで会社の雰囲気が事前に分かり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

採用動画では、求人条件なども文字数の制限なく解説することが可能です。会社案内パンフレットでは説明できなかった部分を採用動画で紹介できるため、新入社員の多くが抱きやすい不安の解消にも役立ちます。

たとえば福利厚生への不安を解消したければ、実際に利用した経験を持つ先輩社員のインタビューを取り入れると効果的です。内定後の不安を解消し、人材流出を未然に防ぎましょう。

3.採用動画制作の企画から公開までの流れとポイント

採用動画を制作する時は、会社案内パンフレットやホームページでは掲載されていない情報が分かり、親しみを持ってもらえる採用動画を制作しなければなりません。

きちんと内容のある採用動画を制作するためには、万全の準備が必要です。ここでは、採用動画を制作するにあたって注意すべきポイントを「企画立案時」と「制作会社の選定時」の2点に分けて紹介します。

3-1.企画立案時のポイント

採用動画を制作する時は、採用動画の長さに関係なく入念に企画を練りましょう。企画立案時で注意すべきポイントは、以下のとおりです。

・採用動画のターゲット像
まず決めるべき点は「採用動画を誰に届けたい(観てもらいたい)のか」です。事前に現場で求められている人物像をヒアリングしたり、内定者時代に不安に感じたことを、入社歴の浅い社員を対象に事前調査したりする方法もあります。

・テーマや方向性
採用動画を制作する目的を明確化しましょう。まずはアピールポイントを伝えたいのか、入社後のミスマッチを防ぎたいのか、大まかな目的を定める程度でも問題ありません。
目的に沿って案を出していくにつれて、より明確なテーマや方向性が定まります。

・絶対に含めたい内容
決定したテーマや方向性に沿う採用動画を制作するために、何が必要かを整理します。会社の雰囲気を伝えたいのであれば、実際に多くの社員が働いているシーンや、食堂・休憩所でコミュニケーションをとるシーンは必須です。

・制作期間(公開時期)と費用
公開する時期に合わせて採用動画を完成させる必要があります。制作期間を短めに設定したい場合は、自社制作よりもプロへの外注がおすすめです。
制作費用は内容や制作期間などで変動するため、どうしてこのような合計金額となるのか、見積もり時にこまかく確認しましょう。

・キャストを起用するか否か
テーマによってはキャストを起用する必要があります。制作期間や費用にも影響するため、慎重かつ早急に決定しなければなりません。

・公開する場所・媒体
会社説明会で使用するのみの場合は問題ありませんが、動画サイトや、自社サイトの求人ページで公開予定のものは、注意点があります。動画サイトへ投稿することを想定している場合は、画面サイズや画素数の制限に注意してください。

3-2.制作会社を選定する際のポイント

採用動画を制作会社へ外注する場合は、以下のポイントに重点を置いて、依頼する会社を選びましょう。

  • 実績はあるか
  • 費用は適切か
  • 制作期間は長すぎないか
  • スタッフ対応は信頼できるか

採用動画の制作に特化したパッケージプランや、実績のあるところへ依頼することがおすすめです。
制作会社のホームページなどで実績や作品を確認し、費用や制作期間が適切であるかどうかもチェックしてください。内容によりますが、制作期間の平均は1.5か月前後が目安です。

また、依頼者のイメージや要望を形にしてくれるような、信頼感のあるスタッフが在籍していることも重視してください。

4.採用動画の制作を依頼した際の料金相場

採用動画を制作会社に依頼した場合、さまざまな要素で料金は変動します。料金を左右するポイントは以下のとおりです。

  • 採用動画の長さ
  • テーマ
  • 採用動画の画質やサイズ
  • CGなど効果の有無
  • 依頼者のニーズ

たとえば会社紹介映像のみの短いPR動画は費用が安くなりますが、密着ドキュメンタリーなど、撮影時間が長いものは高額となります。他にも、大まかなイメージを伝えて企画段階から協力してもらえるサービスの場合は、別途企画費用が発生することがほとんどです。

一般的な採用動画の料金は、30万~50万円程度が目安となります。制作会社に求める内容によって100万円前後かかる場合もあるため、費用と内容のすり合わせは慎重に行いましょう。

制作会社の中には、20万円からのプランを用意しているところもあります。シンプルな内容を希望するのであれば十分ですが、採用動画が短すぎると伝えたい内容が盛り込みきれません。

採用動画の適切な時間が分からない時は、費用も含めて依頼予定の制作会社へ相談してみましょう。

まとめ

採用動画には、「会社案内パンフレットや説明会では伝えきれない内容を伝えられる」といったメリットがあります。
大きなデメリットはありませんが、あえていえば、ホームページのように簡単に差し替えや更新ができず、内容を慎重に企画しなければならないことがデメリットです。

制作方法やこだわりポイント、長さなど、採用動画の内容によって費用は異なります。まずは制作会社へ要望やコンセプトを伝え、見積もりや制作期間に納得できる採用動画制作を行いましょう。

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